岡山県備前市久々井
簡便登山のコースもあったが
この山は、「山歩きは可能な限り手抜きする。」とのポリシーを捨てて、海岸線から登ってみた。
Road Map :R2を備前市まで走り、片上湾を西に廻り込み、日生マリーナの駐車場に車を停める。
Route Map:日生マリーナ近くの登山口から山頂を往復するが、今回は最高峰を見逃した。
標高差:約264m
『岡山100山』 望海の山であるがハイキングの山としては最低ランク。
コースタイム 登り:55分、下り:49分
片上湾の奥から見た ”笹尾山”の全景。 山頂付近の電波搭が嫌な感じだ。
駐車場から少し北側に薮道があったので入って見ると、道路から
見えない所に登山口標識があった。 乗っけから最低振りを感じる。
登山口を探す為に県道39号線を往復するが、見付からず。
”日生マリーナ”の駐車場に無断で車を停めて、歩いて
付近を捜すことにする。 10時12分に歩き始める。
道路と平行して南に伸びる登山道は樹木が濃くて薄暗く、
嫌な雰囲気の道であった。
ツツジが咲いてはいるが、コシダが生い茂り、禄でもない道だった。
登山道の踏み跡は不明瞭であるが、ナビテープのマーキングがしっかり付いていた。
コシダと言えない程のシダが生い茂り、掻き分け歩く様になる。 19分で峠の分岐に着くが、表示がまったく無く、どちらに進んで良いのか判らない。 ナビテープの多い方、右側に曲がる。
峠の分岐からは結構な登りが続き、開けた場所に出て道を見失う。
適当に登って行くと、軽い藪扱きとなるが、そのまま突っ切ってしまう。
振り返ると ”片山湾”の展望が広がるが、ここでないと見られない景観ではなく、どこからでも見られそうな景観だ。
薮山を進んでいると、電波搭が林立する山頂と管理道路が見えてきた。
ひょっとして、あの管理道路を歩くのではの嫌な予感が当ることになる。
ツツジは綺麗に咲いているのだが・・・
41分にて管理道の終点部分に出る。 舗装道路を歩くのは嫌なので、
直ぐに薮道に入るが、この道が歩き難く、舗装路を歩いた方がマシだった。
藪扱きから登山道に戻ることが出来たが、
登山道も藪扱きと余り変わらなかった。
結局、薮道のSCコースはしばらくで管理道に出てしまう。
管理道からは ”片上湾”の展望が広がっていた。
瀬戸内海側を見ると ”小豆島”が地続きの山の様に見えていた。
55分にて ”笹尾山”(268m)に着く。 電波搭が林立する山を誰が
岡山100山と決めたのか? 名山に乏しい(無い)岡山らしい選択だ。
(行く奴がバカとも言える。)
味気無い管理道を進むが展望だけは終始良かった。
味気無い電波搭山頂であるが、展望は良く、先ほど登っていた
”観音寺山”の特徴の無い山も見えていた。
電波搭山頂には立派な山頂標識があり標高も268mと明記されている
のに、帰って地図を見ると、ここは271mのピークであり、268m
の山頂はも少し西側だった。 ”この標識に騙されたー”。
詰まらないコシダの茂る道を戻るのが嫌で、途中から藪扱きで斜面を
下ってしまう。 出て来たのがこの地点、で、最初に登山口がないの
かと調べた社宅横の道だった。
県道を10分程歩いて車に戻り、下山49分にて ”笹尾山”を終える。
西側から登れば、山頂までの全てが管理道歩きとなり、海抜12mから登る今回の道も面白くない登山道と管理道歩きなので、とてもお勧め出来るハイキングコースではなかった。
望海の展望は良いが、どこの道路からでも見られる展望でしかない。
ささおやま
山歩きとしては大した山ではないが、望海山としては見事な展望を見せてくれた。